遊戯空間vol.1
1988年12月16日~18日
アートシアター新宿
構成・演出:篠本賢一
出演:齋藤緑
山本薫
佐々木直美
鈴木勝
武中秀仁
照明:倉本泰史(ライティング・ライン)
音楽:石崎美奈子
音響:則岡正昭
舞台監督:橋本修一
協力:銀夕至
制作:遊戯空間
MEMO
旗揚げ公演。ギリシア神話「オルフェウスとエウリディケ」を現代社会によみがえらせた新作。エウリディケは劇中、様々なシーンに登場する。教育熱心な家庭の子供として、学校のクラスメートとして、ギリシア劇を上演する劇団員として。しかし、からだはひとつしかない。それぞれのシチュエーションが同時に展開されるとき、若い女の体は残酷にもひきさかれてしまう。自分探しをする若い女と、鏡に映る幻を探す人々が、ドラマの森で交錯する。劇のファーストシーンは出演者が自分と等身大の人形と向き合い、言葉の断片をつぶやきながら始まっていく。鏡に囲まれた装置の迷宮で行われる幻想的なドラマ。台本は稽古場で即興を重ねながら集団で作った。
公演パンフレットより