遊戯空間公演
2013年9月6日(金)~8日(日)
座・高円寺2
【沖縄公演】
2013年8月31日(土)
沖縄市民会館大ホール
作:門肇
演出・美術:篠本賢一
出演:早野ゆかり(劇団俳優座)
渡辺聡(劇団俳優座)
三田直門(劇団銅鑼)
竹口龍茶(はえぎわ)
原野寛之(劇団東演)
室井美香(劇団1980)
山本祐梨子(劇団俳優座)
腰越夏水(劇団東演)
佐々木梅治(劇団民藝)
音楽:渡辺淳(日本音楽集団)
浅田実可
照明:鷲崎淳一郎(ライテイング・ユニオン)
音響:山田健之
衣裳:細田ひな子
殺陣:加藤宏章
舞台監督:杣谷昌洋
写真:宮内勝
ビデオ映像:大塚登(東京舞台映像)
宣伝美術:前嶋のの
制作:高橋俊也(THEATRE-THEATER)
写真:宮内勝
MEMO
インドの神話「ラーマーナヤ」のなかに、ハヌマーンという猿に似た神が登場します。そのハヌマーンのモデルといわれるハヌマンラングールという猿は、今でもインドの寺院などで放し飼いにされ、神話につながるいきものとして珍重されているらしいのですが、この猿はその生態にある特殊な習性があったため、最近注目されました。群れをつくって暮らすハヌマンラングールのボスはハーレムをおよそ2年間支配しますが、戦いの末、ボスが交代すると、新しいボスは早速子どもを作ろうとします。ところがメス猿は、以前のボスの子の授乳期であると発情せず子を作ろうとしません。そこで新しいボスは、その子猿を殺してメスの授乳を中断させ発情を促し、自分の子を作らせるというのです。この行動は、動物は同種を殺さないとしていた学説を一変させるきっかけともなりました。
さて、われわれ人間はどうなのでしょう。現在、先進諸国と言われる国々では、子どもの人権は保障されています。しかし、子どもが理不尽な事情でその生を全うすることができないことは多々あります。かつては到る所で親の子殺しが公然と行われている時代がありました。日本でも江戸時代には、食料を確保するために間引きが行われていました。当時、親には子どもを捨ててしまえる権利があると考えられていたのです。そして、現代では――衣食に窮しているわけではないのに、親のエゴイズムにより子どもが殺されてしまうことがあります。殺されてしまった子どもは、いったいどんな言葉を発するのでしょうか。今回の舞台ではそんな子どもたちの叫び声が、私たち大人の胸に響き渡ることでしょう。ーチラシよりー
【沖縄公演】
2013年8月31日(土)
沖縄市民会館大ホール
主催:沖縄県私立保育園連盟