主宰・篠本賢一

1961年東京生まれ。「遊戯空間」主宰。俳優、演出家。 葉桐次裕氏、若林彰氏の演出作品に出演し演劇を志す。円演劇研究所専攻科を経て、1988年、遊戯空間を旗揚げする。同年、東京都西多摩郡檜原村の小学校廃校を拠点にした「青童舎」にも参加、松谷みよ子作品などを演出した。 1991年から故観世榮夫に師事し、能メソードを吸収しながら、不条理劇の演出も数多く手がけ、先鋭的な現代劇創作の理念を築く。 2001年、遊戯空間+江古田ストアハウス提携公演『曾根崎心中』(笠井賢一演出)が、第4回日韓アートフェスティバルに招聘され、ソウルに於いて「徳兵衛」を演じた。2005年より、かねてより親交のあった福島の詩人・和合亮一の詩作による「詩×劇」シリーズに着手し、2011年の震災以後も突出した言語と俳優の身体のコラボレーションによる作品を創作し続けている。 上演活動に並行して、アマチュアへの指導、交流も精力的に行い、演劇や朗読の魅力の拡散に努めている。 現在、定期的にワークショップを開催し、「統合演劇論」の探求と実践を試みている。演劇の他には、20歳よりモダンダンスを、30歳よりクラシックバレエに取り組み、葉桐次裕創作舞踊研究所、萩谷京子現代舞踊研究所、牧阿佐美バレエ団などで多数の舞踊公演に参加した。

 

◆職歴

一般社団法人遊戯空間代表理事

一般社団法人日本演出者協会・理事(2007~2015)

テアトルアカデミー エイジレスクラス講師(2005~)

宮城学院女子大学・学芸学部・非常勤講師(2017~)

文教大学・篠﨑光正ゼミ・特別講師(2017)

「演劇教育研究ゼミ」・特別講師(2017)

高校生のためのeiga worldcup・審査員(2010~)

杉並演劇祭・審査員(2012~)

劇団櫂人・芸術監督(2011~)

一般社団法人日本アクティングコーチ協会・副代表理事(2019~2020)


主な演出作品

◇泉鏡花

『草迷宮』横須賀市政100年記念行事、

(再演)遊戯空間公演 @梅若能楽学院会館
『夜叉ケ池』

『天守物語』

「山吹」

「眉かくしの霊」

 

◇三島由紀夫

『近代能楽集』

 『邯鄲』「綾の鼓」『葵上』『班女』『熊野』『弱法師』

 

◇古典芸能による作品

『心中天網島』作:近松門左衛門

『全段通し 仮名手本忠臣蔵』作:竹田出雲、三好松洛、並木千柳

『怪談牡丹燈籠』『真景累ヶ淵』作:三遊亭圓朝

『室内オペラ 夕日の耳』作曲:ワルター・ギーガー 脚本:梅津海一郎

 平成24年芸術祭参加作品 @サントリーホール・ブルーローズ

「髑髏舞」作:吉井勇

「道成寺」作:郡虎彦

 

◇和合亮一の現代詩による作品

『あらゆるものからせみが生まれてしまえあらゆるものは脱け殻になってしまえ』 (「誕生」による)

「詩×劇  つぶやきと叫び-深い森の谷の底で」(「詩の礫」による)

『詩×劇  未来からのことば ーもし成就するならばー』(「廃炉詩篇」による)

『たったいま八月の冥王星でたったいま八月の地球では』 (「廃炉詩篇」「入道雲」による)

・劇団銅鑼(平成26年度トップレベルの舞台芸術創造事業)

・ (改訂版)ストアハウスコレクションNo.8 日韓演劇週間Vol.4ー見えざるコミュニティをめぐってー

『詩×劇2018 つぶやきと叫びー礫による礫ふたたびー』(芸術文化振興基金助成事業)

『詩×劇 フクシマの屈折率』(芸術文化振興基金助成事業)

 

◇不条理劇

『戦場のピクニック』『ファンドとリス』作:フェルナンド・アラバール
『芝居』『言葉なき行為』『クラップ最後のテープ』作:サミュエル・ベケット
『授業』『犀』作:ウジュ―ヌ・イヨネスコ
『女中たち』作:ジャン・ジュネ

『人生の幸福』『梅雨の頃』『天使捕獲』『侵入者』『柿の木』作:正宗白鳥

『街角の事件』『場所と思い出』『雛』作:別役実

 

◇現代劇

『楽屋』作:清水邦夫

『髪をかきあげる』作:鈴江敏郎 財団法人六行会共催
『萩家の三姉妹』作:永井愛 劇団東演創立五十周年記念第一弾

『マクベスの妻という名の女』作:篠原久美子 

『子宝善哉』作:門肇 劇団東演アトリエ自主企画公演、(再演)遊戯空間公演

『隅田川の線香花火』作:篠本賢一 日本劇団協議会・日本の劇2011最終候補作品

『ベルナルダ・アルバの家』作:ガルシア・ロルカ 財団法人六行会共催

『喪服の似合うエレクトラ』作:ユージーン・オニール 訳:菅泰男 平成30年度文化庁芸術祭参加

『桜の森の満開の下』原作:坂口安吾 桐生市有鄰館演劇祭「蔵芝居’19」参加

『わが町』作:ソーントン・ワイルダー

 

◇シェイクスピア
『夏の夜の夢』訳:坪内逍遥、小田島雄志、ほか

『十二夜』訳:松岡和子 六行会ホール演劇フェスティバル参加

『間違いだらけ』訳:木下順二
 
◇韓国戯曲
「チェロとケチャップ」(ドラマ・リーディング)作:金明和 日本演出者協会主催

「凶家」作:リ・ヘジェ 韓国現代劇ドラマリーディング  @シアタートラム
 

◇劇団櫂人公演 http://www.gekidankaito.com

『例外と原則』作:ベルトルト・ブレヒト 訳:岩淵達治 

『犀』作:ウジェーヌ・イヨネスコ 訳:加藤新吉

『閉らぬカーテン』「男と女と男」『日曜日』作:横光利一 

『谷間の女たち』作:アリエル・ドーフマン 訳:水谷八也 

『ブルーストッキングの女たち』作:宮本研

『女の平和』作:アリストパーネス 訳:佐藤雅彦

『かさぶた式部考』作:秋元松代 

 

◇戦争手記を語る朗読劇「継志」シリーズ 長谷川由里(劇団銅鑼)主催 (2011年~)

 

※『』演劇公演、「」リーディング公演

 

中央:観世榮夫 右:篠本賢一


主な出演作品

『子午線の祀り』作:木下順二 演出:内山鶉、観世榮夫、高瀬誠一郎、酒井誠 @新国立劇場(1998)、

『子午線の祀り』作:木下順二 演出:観世榮夫 @世田谷パブリックシアターほか(2005~06)

『子午線の祀り」作:木下順二 演出:野村萬斎 @世田谷パブリックシアター(2017)
『慈しみの女神たち』作:アイスキュロス 演出:小林志郎 オルステス役 @彩の国さいたま芸術劇場
『刺草小町壮哀記』作:アラバール 脚色:若林彰 演出:観世榮夫 @白州アートキャンプ野外ステージ

『曾根崎心中』作:近松門左衛門 演出:笠井賢一 徳兵衛役 @江古田ストアハウス、シアターゼロ(ソウル)

『心中天網島』作:近松門左衛門 脚色:山元清多 演出:観世榮夫
「鏡花を読む 歌行燈」作:泉鏡花 演出:観世榮夫 喜多八役 @シアターX
「鏡花を読む 日本橋」作:泉鏡花 演出:観世榮夫 赤熊役 @シアターX

『ファイティング・チェーホフ』作:チェーホフ 演出:赤石武夫 @渋谷ジャンジャン
『遠い水の記憶~夏の訪問者~』作・演出:神品正子 @シアターサンモール
『海から来る馬~つれてって~』作・演出:宋英徳 @大塚ジェルスホール

『十二人の怒れる男たち』作:レジナルド・ローズ 演出:松木圓

『谷間の女たち』作:アリエル・ドーフマン 演出:篠本賢一 隊長役 @上野ストアハウス

『全段通し仮名手本忠臣蔵』加古川本蔵役 @シアターX

『雨月物語』演出:笠井賢一 @銕仙会能楽研修所

『かさぶた式部考』作:秋元松代 演出:篠本賢一 @上野ストアハウス

『桜の森の満開の下』原作:坂口安吾 構成・演出:篠本賢一 山賊役 @桐生市有鄰館 

『藤戸』指導:観世榮夫、宝生閑、野村良介 シテ、ワキ、アイ

『安達ケ原』指導:観世榮夫、宝生閑、宝生欣也 シテ、ワキ

『隅田川』指導:観世榮夫、柴田稔 ワキツレ、地謡



『わが町』


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★活動予定

2021年 

 

2月   演劇×舞踊×音楽による『井筒』 YouTube配信

6月   錬肉工房公演『盲人達』出演 @神奈川芸術劇場 小ホール

10月 劇団櫂人公演演出 @上野ストアハウス

12月 プロジェクト榮公演『サド侯爵夫人』演出・出演 @銕仙会能楽研修所

 

2022年

 

3月   遊戯空間公演『殺戮ゲーム』 @上野ストアハウス

 


日本劇作家協会主催 日本劇作家大会2019大分に参加

 〇ワークショップ「能舞台は現代劇のフォーマットになるか」講師

〇「笈田ヨシ講演会」聞き手

〇シンポジウム「日本の演劇人が世界へ羽ばたくために」パネラー


BooKs

現代詩手帖(思潮社)2018年11月号

~特集 演劇に行こう 越境する言語と身体~に寄稿しました。


現代詩手帖(思潮社)2018年4月号

~特集 和合亮一、広がる詩の水平線~に寄稿しました。


テアトルアカデミー発行「テアトル通信VOL.46」にレッスンが紹介されました 



「アナホリッシュ國文学 第6号春」

特集:泉鏡花は誰だ 妖怪変化が跋扈する

 「現代能」篠本賢一

響文社刊 定価〔本体1600円+税〕


◆遊戯空間の「曾根崎心中」が紹介されました!

 「現代に生きる近松―戦後60年の軌跡―」深澤昌夫著
雄山閣刊 定価6930円
戦後演劇史を近松上演をめぐって考察する力作です。