遊戯空間とは

 

遊戯空間は、俳優、演出家である篠本賢一が中心となり、主に古典芸能の現代劇化、または、前衛的な現代詩の演劇化など、「文学性の高い言語を軸にした劇的空間創造」を目指します。篠本が、約20年間にわたり、故観世榮夫から受けた能楽と現代劇の接点を模索する活動経験をもとに、未来の演劇を探求、創作していきます。遊戯空間の作ろうとする舞台は、究極的には、「鎮魂」と「様式美」を追求した「現代能」といえるかもしれません。

 

 

 

【沿革】

198812月、俳優の即興をもとに集団創作した『オルフェオB'』で旗揚げする。

 

19959月より、「なんでも小屋NGOMA」にて「サロンシアター」をスタート。客席30席の小空間で3年間、2ヶ月毎に上演を続けた。サミュエル・ベケット、ウジェーヌ・イヨネスコ、ジャン・ジュネ、フェルナンド・アラバール、別役実、正宗白鳥らの不条理劇、あるいは現代詩のコラージュ作品などにより、表現の可能性を追求し、演劇の独自性を考察した。

 

19989月より、中劇場(六行会ホール)での公演にシフトチェンジする。この頃より古典芸能とのコラボレーション作品を準備しはじめる。

 

20012月から4月、3か月連続で江古田ストアハウス提携公演『曾根崎心中』を上演。近松原文の立体化、「観音廻り」の復活などにより高い評価を受けた。同年10月、日韓アートフェスティバルに招聘されソウル公演を果たす。

 

20038月、中心俳優の青木雪絵が急逝。その後、2年間活動を休止する。

 

200512月、和合亮一の現代詩による『詩×劇 あらゆるものからせみが生まれてしまえあらゆるものは脱け殻になってしまえ』で活動を再開する。

 

2007年から2011年まで、泉鏡花、三遊亭圓朝など、古典芸能を視座に据えた現代劇を創作する。

 

20117月、和合亮一の「詩の礫」と過去の現代詩を構成した『詩×劇 つぶやきと叫び―深い森の谷の底で―』を上演、これは翌20123月、仙台文学館において、仙台の演劇人たちとのコラボレーションにより再演された。

 

201212月、『全段通しリーディング仮名手本忠臣蔵』上演。浄瑠璃床本の大序から討入までを約3時間で一気に語り尽くすという画期的な上演は、遊戯空間のレパートリーとなる。

 

20139月、一般社団法人遊戯空間となる。

 

2016年11月、ストアハウスコレクションNo.8 日韓演劇週間Vol.4に『たったいま八月の冥王星でたったいま八月の地球では』(改訂版)で参加、韓国劇団「創作集団Choc.24」と交流を果たす。

 

2016/12/09